【フリーランス薬剤師】フリーランス薬剤師になるには?メリット・デメリットも!
- 鈴木達也 株式会社T-half
- 2月9日
- 読了時間: 9分
さて、昨今色々な働き方が出てきた中で、一世代前は、雇用されるといういわゆる、「サラリーマン」が当たり前の世の中でしたが、今では「フリーランス」という働き方が当たり前になってきており、社会的信用性も高くなってきているように感じます。
そして、フリーランスはすべての職種に該当することができ、実際に私は薬剤師からフリーランス薬剤師へと転身しました。
実際にフリーランス薬剤師になってみて良かったと心から感じており、今後フリーランス薬剤師は人気になっていくと確信しております。
一方で、フリーランス薬剤師になるためには、決心が必要です。
そこで、今回の記事では、フリーランス薬剤師に興味がある方やなりたいけど迷っている方に向けて、フリーランス薬剤師のメリットだけでなく、デメリットも紹介しながら、実際になるためにどうすればいいかについて紹介します!
この記事を読んで皆さんも、”自由な働き方”ができる「フリーランス薬剤師」を目指しましょう!!

【株式会社T-half 代表取締役 鈴木達也】
6年生薬学部を卒業後、調剤薬局に新卒で入社。
2年間調剤薬局で勤務した後、フリーランス薬剤師へと転身。
フリーランス薬剤師として、1年間経験し、フリーランス薬剤師と薬局を繋ぐ株式会社T-halfを設立。
□フリーランス薬剤師とは?
この記事をご覧になっている方は、フリーランス薬剤師とは何かある程度ご認識いただいているかと思いますので、フリーランス薬剤師の特徴のみ簡単にをご説明をさせていただきます。
フリーランス薬剤師とは、その名の通り、薬剤師業務をフリーランスとして勤務する体系のことです。
フリーランス薬剤師の主な特徴は以下のとおりです。
①薬剤師という専門的能力を活かし雇われることなく個人事業主として働く
②薬局とフリーランス薬剤師の関係性は、あくまでも業務委託契約(給料ではない)
③契約する職場(薬局)は自ら探す必要がある
詳細説明します。
まず①ですが、フリーランス薬剤師は会社に雇用してしないため、個人で事業を行っているとみなすことになり、いわう”個人事業主”という扱いになります。
この後、後述しますが、フリーランス薬剤師として働くにあたり、最初の壁に直面するのが、この個人事業主になるということです。
次に②ですが、フリーランス薬剤師と薬局は業務委託契約という契約に基づいて、薬局から報酬をもらいます。こちらは、雇用契約でないので当たり前ですね。
そして最後③ですが、契約する職場は自分で探す必要があるということです。
フリーランス薬剤師は、〇〇薬局で週に2回勤務など自らの要望にあった薬局を見つける必要があります。就職活動やパート、薬局と異なる点は、薬局が表立ってフリーランス薬剤師を募集していないことです。そのため、自ら薬局に業務委託契約を結んでもらうよう営業するかその他方法を考えるしかありません。
でも大丈夫です。これも後ほど、薬局を見つける方法について後述します。
さて、ここまでがフリーランス薬剤師の主な特徴です。
ここまで、読むと、「え、フリーランス薬剤師ってただキツイだけじゃん、、」って思う方もいるかもしれません。
大丈夫です。すべてこの後、説明するフリーランス薬剤師のなり方のとおり実践すればだれでもフリーランス薬剤師になること可能です。
そして、フリーランス薬剤師はそこまでしてもなるメリットがたくさんあります。(完全に個人的意見ですが、薬剤師の方でフリーランス薬剤師にならないのはもったいないです!)
それでは、次にフリーランス薬剤師になるメリットをご説明します。
□フリーランス薬剤師になるメリット
さて、これまで割とネガティブ要素満載の内容書いて来ましたが、ここからが本題です。
それではいきましょう。
①収入がめちゃ増える
最初にして、一番重要なのが収入です。薬剤師って、薬学部に6年間も通い、厳しい受験勉強から大学での試験、国家試験と相当学生時代に苦労した後になることができる職業。にもかかわらず、以外と給料が低いと思ったことありませんでしょうか?
もちろん、他の平均年収よりは基本的には高いですし、生活する上で困るような収入ではないのは事実です。
一方で、爆発的にお金持ちになるということはなく、まあ平均より高いかな。。。というのが薬剤師の現状かと思います。
しかし、これだけ勉強してきてこれで本当にいいのかと少し疑問に思ったりもします。
フリーランス薬剤師はそんな悩みを解決できます。
通常社員として勤務する場合の時給は良くて、2,500円。平均2,200円といったところでしょうか。しかし、フリーランス薬剤師の時給は、最低でも3,000円です。1日8時間勤務した場合、4,000円~6,000円の差が出てきます。これを1ヶ月と考えると大きな差ですよね。
なぜ、フリーランス薬剤師の方が給料が高いの説明は別の記事で詳細書きたいと思いますが、簡単に言うとどこにも搾取されないからです。そしてこれは薬局側もフリーランス薬剤師を雇った方がコスパがいいことも要因の一つです。
②好きなだけ休める(好きなだけ働ける)
いわゆる一般的なサラリーマンの場合、毎週月~金まで基本的に働く必要がありますが、フリーランス薬剤師は、働く日は自分で選べるので、毎週3日だけも可能ですし、お金が欲しい場合は極端ですが、1週間丸々働くことができます。また、長期で休んで海外に行くなどもできますし、とにかくライフスタイルが自由になります。
ちなみに、派遣薬剤師はあくまでも雇用という立場なので、働く日を自由に選ぶことはできません。
昨今では、何かに縛られて働く必要はなくなってきています。今後はもっとこつのような働き方が当たり前になっていくことでしょう。
③職場をいつでも選べる
ライフスタイルが自由になるもう一つの理由が、職場の選択が自由であることです。サラリーマンの場合は、会社の命令で地方や海外に行くことになるケースがあると思います。
薬剤師は、そもそも薬局に就職するため、いきなり遠方に行くということはないかもしれませんが、薬局間での移動はあります。そういった場合には、最寄り駅から通勤時間が長くなってしまうということも少なくありません。
しかし、フリーランス薬剤師では、自ら働きたい薬局を選択できるので、家から近い薬局や、はたまた気分転換に沖縄で1ヶ月間旅行しながら、働くことができるのが魅力です。
□フリーランス薬剤師のデメリット
フリーランス薬剤師は、メリットが多くある一方でデメリットもあります。
しかし、デメリットの多くは、サラリーマンという雇用される立場から、個人事業主となることによるデメリットですので、薬剤師という観点でのデメリットは個人的には極めて少ないです。
そのため、これはそもそも雇用されたいか、されたくないのかで考えてもらえればと思います。
では、個人事業主となるデメリットですが、「給料」という概念がなくなり、自らが自らの実力で収入を得る必要があるということです。
それに伴い、発生する問題点は、「個人事業主としての開業の手間」「自ら仕事を受注」「社会保険の適用外である」になります。
個人的な感想ですが、フリーランス薬剤師になりたくてもならない方のほとんどが、個人事業主の開業手続きや社会保険適用外になることが不安で、結局そのまま雇用されるという方が多い印象です。
ということで、そんな方に向けて以下では実際にフリーランス薬剤師になるための手続きについてまとめましたので、参考にしてみてください。
また、当社では、フリーランス薬剤師になりたい方の全面サポートも行っていますので、まずは、ぜひ問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。
□フリーランス薬剤師になるには
さて、ここまでフリーランス薬剤師について説明してきました。
とても魅力的な働き方である一方で、フリーランス薬剤師になるためには相応の努力も必要になります。
それでも、フリーランス薬剤師になりたい方は、以下のとおり進めて行けばフリーランス薬剤師に簡単になることができますので、必ず目を通してください。
STEP1 個人事業主として開業
→個人事業主としての開業については、本記事ではなく別の記事でまとめていますので、ご確認ください
STEP2 フリーランス薬剤師仲介会社を通して、フリーランス薬剤師募集薬局を探す
→フリーランス薬剤師が勤務先を見つける方法は大きく二つあります。
一つは「自ら薬局に行って営業する」です。しかし、これは非現実的であり私の周りでもこのパターンで働いてる方はいません。
そのため基本的には二つ目の「フリーランス薬剤師人材紹介会社経由で、薬局を紹介してもらう」になります。
フリーランス薬剤師紹介会社は薬局と提携しており、人材募集をしている薬局をホームページで紹介しています。時給や勤務地などの記載がありますので、働きたい店舗があったら、フリーランス薬剤師人材紹介会社に問いあわせをします。(イメージは不動産仲介会社です)
なお、フリーランス薬剤師は特段仲介手数料は支払うことはありませんので、無料で紹介してもらうことが可能です。
株式会社T-halfでもフリーランス薬剤師の紹介を行っております。当社利用するメリットは、当社経由で薬局と業務委託契約を締結した場合、その薬局で働いた期間や薬局からの評価をもとに当社からフリー
ランス薬剤師様へボーナスをお支払いいたします。
STEP3 薬局と業務委託契約
→希望する薬局を見つけたら業務委託契約を締結します。書類作成等で質問ありましたら当社にご連絡ください。
STEP4 薬剤師として業務
→勤務内容は雇用(社員、派遣含む)の際と変化はありません。
STEP5 月末に勤務時間に応じた報酬を薬局へ請求
→個人事業主のため毎月請求書の発行が必要になります。
□まとめ
いかがでしたでしょうか。
フリーランス薬剤師は、薬剤師免許という国家資格を力を最大限活かした自由な働き方になります。
正直、普通のサラリーマンの場合、フリーランスになりたくても手に職がなくなれない方がほとんです。
そのため、折角国家資格を所有しているのであれば挑戦して自由な働き方を実現してみてはいかがでしたでしょうか。
当社では、フリーランス薬剤師へ薬局の紹介及びフリーランス薬剤師になるためのサポートを行っています。ぜひ、何でもご相談ください。
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